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怖い体験話す Michiko 先生

 先週、hanasoのオンライン英会話レッスンで、とても奇妙な話のフリ
 ートーキングとなりました。

 Michiko l

 というのは、その話題ですが、相手の先生が深夜の奇妙な体験につい
 て、話し始めたからです。

 少し怖い話なので、他の生徒の人がこの話を聞いたなら、少し別の感
 情が出るかもしれませんので、先生の名前は内緒に!

 日本に親戚がいて数年生活していた人で、昨年横浜からフィリピンに
 戻ってきたのでした。

 その話というのは、先生が次のように言ったところから始まりました。

 「こんばんわ。元気ですか?」
   「少し疲れてる。夜に眠れなかったから」

 「夜更かししたの?」
   「久ーしぶりに、怖い体験をしたからです」

 「それはどういうこと?」
   「子供の頃から何度も悪夢を見てきたので、夜寝るのが怖くなる
    ときがあるんです」

 「なぜですか?」
   「怖い目に合うからです。体が動かなくなるんです」
   「まるで誰かが体の上に乗っているような感じで」

 「それじゃあ、体が苦しいのでは?」
   「呼吸がしにくくて、とても息苦しくなります」

 「寝返りをすることはできるの?」
   「体は一切動かないんです。そして目を開けることもできないん
    だけど・・」
           ・
           ・
   「目を開けることができないんだけど、・・周りが見えるんです」
           ・
           ・
   「そして、自分が寝ているのも見えたんです」

 「えー、本当?」
   「もちろん本当!」
   「自分はいま生と死の境目にいると思いました。とても危険なゾ
    ーンです」
   「ある一線を越えると戻れなくなる境界ですよね」

 「・・・・」
   「意識はあるのに体は動かない。そしてもう一つ奇妙なことがあ
    るのです」

 「なっ・・なんですか?」
   「耳の奥で誰かがささやいているのです」
   「ここを越えると戻れないよーって」
   「家族の声ではなく、誰か別の人の小さな声なんです」
   「とても怖かった・・」

 「そっ、それでそのあとどうしたの?」
   「筋肉が硬くなって痙攣していて、体はとても冷たくなっていま
    した」「すごく寒かったです」
  「そして何となく足だけは少し動かせるようになったのに気がつい
   たので、足で何度も強く蹴ってみました」

 「それで体が動くようになったの?」
   「少しずつ少しずつ動くようになりました」

 「・・・・」
   「足で蹴ったり、数を数えたりなどして、ようやく正常に戻った
    んです」
   「何度も似たようなことを経験しているけど、今回は特に怖かっ
    た」

 「家族には話したの?」
   「あとで母にそのことを言ったけど、信じてくれなかったです」

 「君には超能力があるのでは?」
   「自分の体の中の何かがおかしいからと思います」
   「超能力ではないです」

 「その体験を小説に書いて売り出せるね!(冗談で)」
   「(冗談に反応せずに)フィリピンでは何人も同じような経験を
    した人がいて、そして戻らなかった人も何人かいます」

 「死んでしまったということ?」
   「That's right!

 「Oh, It's scary.


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